イギリスのAIスタートアップ企業Stability AIが、高性能画像生成AI「Stable Diffusion」をオープンソース化をリリースしました。インターネット上では、高性能なAIが無料で公開されることが非常に画期的としてリリース前から話題になっていました。
AIに対して文章を入力することで画像を作成できるサービス「#Midjourney」が話題ではありましたが、今回リリースされたStable Diffusionは、より高性能な画像生成AIと言われています。
Stable Diffusion Public Release
https://stability.ai/blog/stable-diffusion-public-release
Demo Page
https://huggingface.co/spaces/stabilityai/stable-diffusion
Github
https://github.com/CompVis/stable-diffusion
Stable Diffusionとは?
Stable Diffusionはデモページで画像生成を試せますし、環境を構築した個人のデバイスのローカル環境で実行することも可能です。有料でWebアプリ版の「DreamStudio Lite」も、2ポンド分のクレジットで無料で試すことができるようです。
Stable Diffusionが得意なのはリアルで写真のような画像です。
実際にデモページで「アップルストアのテーブルの上に並ぶ未来のiPhone30」で入れると上記のような画像が生成されました。
AIに桃太郎の最初のくだり描いてもらった#stablediffusion pic.twitter.com/yxql0DuHkZ
— ナモー (@namorton09) August 23, 2022
お絵かきAIのStable Diffusionが一瞬で生成した「架空のドラゴンクエストシリーズ」、既に完成度が恐ろしい…! pic.twitter.com/CM7k3gtXNa
— 吉永龍樹(ヨシナガタツキ@僕秩) (@dfnt) August 22, 2022
このように簡単に人工知能がスタディしたものから、人間のキーワードに合わせて画像生成できるツールを誰でも使えるようになったことは、新しい時代の扉が開き始めていることを感じます。
特にクリエイティブ業界にどんな影響を与えるのか気になります。AIと人間がタッグを組んでAIに総当たりスタディをさせて、良いパターンを人間が学んで作品を作るという連携プレーも生まれてくるでしょうし、ワクワクすると同時に、人間がどうやってAIと共生するのか本気で考えないといけないタイミングに来ているのかな、と思いました。
とにかく色々触りながら、AIが持っている学習パターンや今後人間がAIを活用できる範囲について考えてみたいと思いました。
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参考記事
世界変革の前夜は思ったより静か
https://note.com/fladdict/n/n13c1413c40de
Google Colab で はじめる Stable Diffusion v1.4|npaka|note
https://note.com/npaka/n/ndd549d2ce556