Webサイトへの集客だけに関わらず、実店舗への集客にも、もはや無視の出来ない存在になったSNS。
それでも、「運用が面倒」「実際に効果が出ているかわからない」なんて意見をよく耳にします。
なかでも一番多いのは、「プライベートを公開しなければならないのは嫌だ」と言った意見です。
毎日、何千人もの人々とすれ違う都会に比べて、ローカル、田舎な環境では人の噂はすぐに広まります。
しかし、情報発信を自ら行わなければ集客は難しくなってきます。
直接競合(同業で共通の顧客層に類似した製品・サービスを提供する競合)は勿論、間接的な競合(製品・サービスが異なるもの共通の顧客層に対してより広い意味で競合する業態やカテゴリー)も多チャンネルで情報発信を行っているためです。
ローカルで一番強い集客方法は「口コミ」です。
SNSの運用をオススメする理由は、SNSが口コミを生み出し、拡散する能力を秘めているためです。
通常の「口コミ」が広まる範囲はせいぜいが30キロ圏内だとしたら、SNSは全国、世界へと広がる可能性があるためです。
そんな訳で、今回はお客様を訪問しながら身につけた各SNSのローカル運用メリットについて書きたいと思います。
メリット
- 全年代に幅広くアプローチする事が出来ます。
- 基本的には実名で利用しているため、顧客とコミュニケーションが取りやすいです。
- イベントの作成・集客もしやすく、セールにも利用が可能です。
参考:総務省SNSの利用率
まず基本とすべきSNSはFacebookかと思われます。
実際に活用している人数やメッセージの開封率、気軽さなどは後述するLINE@の方が優れていますが、
多面的な情報発信が可能で、且つ、拡散性が高いのがFacebookです。
実名であるため信用性も高く、顧客を最もファン化しやすいSNSです。
よく「書く事がない」とのご相談を受けます。
そんな時は、商売に関係のあるニュースを引用する、作業風景を上げてみる、日常の風景を切り取ってみるなど、色々とネタはあると思われます。
思いもしないネタが拡散することもあります。
ローカル運用のメリットは、イベントが作成出来る事です。
実店舗への来店を促す事が出来るので、積極的にイベントを企画して下さい。
メリット
- 視覚的に訴える事が出来るため、飲食、ファッション業界は訴求効果が高い。
- 女性の活用率が高い。
- タグを利用した拡散が可能。
上記のデータから分かるように、情報が写真のみだからこそ、
影響を与えやすいのがInstagram最大のメリットです。
お客様の中でも、Instagramを活用し、通販で成果を上げている店舗がいくつかあります。
綺麗な写真が撮れる事が一番ですが、加工で多少はなんとかなるので、飲食業界、ファッション業界の方々はまずは運用すべきSNSです。
ローカル運用の注意点は#地名を忘れずに付けて下さい。
近いから足を運んでみようなんて事があるかもしれません。
LINE@
メリット
- 実際に使用している人数が他SNSよりも多い(2014年7月時点で5200万人)
- クーポンを利用したO2Oマーケティングが可能
- メッセージの開封率が高い
他SNSよりもパーソナルな部分に食い込む事が出来るのがLINE@です。
そのため、より顧客に寄り添った運用が可能になります。
皆様の地域でも徐々に活用しだす店舗、企業が増えてきた事かと思います。
クーポンを利用した集客のコントロールは勿論、顧客との1対1でのやり取りまで出来ます。
データ計測も可能なため、集客に活用出来る販促チャネルとして柱にする事も可能です。
ローカル運用のメリットは、O2Oマーケティングに効果を発揮してくれるクーポン機能や、顔を知っているからこそ出来る販促コミュニケーションが出来る点です。
最後に
上記のSNS以外にも、販促ツールとして使えるものはあります。
ただ、ローカルな視点で見たときにはこの3つが基本的なものになるかと思います。
はじめは運用や活用が億劫に思うかもしれませんが、しっかりと続けることで大きな集客チャネルとなる事は間違いありません。
「今」ではなく「今後」を見据えたSNS運用を考えてはみませんか?