【2023年版】今すぐできる!楽天SEOにおける6つの対策
楽天は、一人のECコンサルタントが約100店舗を担当しています。一つ一つの店舗にあまり目が行き届いていないと同時に、”広告を取ってくるように上から言われる、非常にノルマの厳しい会社”と言われています。
あなたも広告を打つように勧められたことがあるのではないでしょうか。
実は広告を打つ必要はなく、楽天の中で”SEO対策”をすることで、広告を打つよりも効果的に売り上げを伸ばすことが可能になります。
楽天SEOの方法を知ることで、広告以上に売り上げを伸ばすことができる可能性が高くなるので、お伝えしていきます。
楽天SEOとは?
そもそもSEOとは、通常Googleなどの検索エンジンについて使われる言葉で、”Search Engine Optimization” の略で、日本語は「検索エンジン最適化」と訳します。
SEOは検索エンジン最適化を意味する言葉ですが、楽天内での検索エンジン最適化についてを、”楽天SEO”と呼ぶことがあります。
6つの楽天SEO対策
楽天で知っておきたい楽天SEOは、以下の6つです。
1.一発で何の店舗かわかる店名にしよう
「かっこいいから」「おしゃれだから」という理由でなんとなく店舗名を付けていませんか?
理想としては、一発で「何を売っている店か」「何を専門にしている店か」が分かるものが良いです。
その方が初めてそのお店から商品を買うユーザーとしては、「〇〇の専門なんだな」という安心感がありますし、一度見てインパクトのあるお店なら、リピートしてくれる可能性もあります。
キーワードを店名に入れると、売りたいものに特化でき、わかりやすいのでおすすめです。
売りたい商品のキーワードを入れただけで、売り上げが激増した例もあります。
例)
スマホケースの〇〇
家具の〇〇
反対に、おしゃれな名前にしようと英語の店舗名にして読めない〜!なんていう店舗も良くありません。
英語のショップ名にしただけで、売れなくなったケースもあります。
英語で読めない店舗名もNGなので、カタカナでフリガナをつけるなどの対策が有効です。
ただ、実店舗そのものの名前を変える必要はなく、あくまで楽天での店舗名をわかりやすいもの・誰でも読めるものに変えればOK。
例)
山田屋→ 「信州産牛肉専門店 山田屋」
aquamarine→ 「スポーツショップaquamarine(アクアマリン)」
まずはユーザー目線になって、誰でも分かるか?読めるか?考えて見ましょう。
2.キーワードを入れよう!
楽天のサーチで検索され、商品を検索に出てくるようにするために「キーワード」は欠かせません。
ただ、楽天の機能にはキーワードを設定する場所がありません。
キーワードを入れる方法としては、
・商品タイトルにキーワードを入れる。
・商品情報にキーワードを入れる。
この2つの方法が有効。
人の目につく場所に入れる、特に商品名(商品タイトル)は唯一、PCとスマホバージョンで表示が一致するところなので、目を引く文言やキーワード、サジェストキーワードを入れていきましょう。
サジェストキーワードの探し方は、https://goodkeyword.net/のサイトで「楽天サジェスト」を見ます。
サジェストで商品と関連するキーワードを探したら、そのサジェストキーワードを商品のタイトルや説明文に入れます。
需要の高いキーワードから逆算してタイトルや商品説明文を作っていく、というやり方が実は最もユーザーが来やすい方法なんですよ!
3.ディレクトリを設定しよう
ディレクトリは、階層を表すもので、https://item.rakuten.co.jp/店舗名/12345678/ の最後の数字の部分。
この部分が曖昧になっている店舗が多いですが、しっかり設定することでユーザーが探している商品とマッチングすることができるので、欲しい商品をピンポイントで届けられるようになります。
反対に、正確に設定しなかったり、適当に「その他」などにしてしまっていると、いつまでたっても検索に出てこないため、商品を探しているユーザーとマッチングせず、全く売れなくなってしまいます。
ディレクトリは、
RMS>商品個別更新>商品登録情報>全商品ディレクトリID
で設定可能。
「ID検索」というところでIDを検索できるので、なるべく細かく・正確に登録します。
4.タグが大事!しっかり設定しよう
タグが正確に入っていれば、楽天の商品ランキングに入る可能性が出て来ます。
ただ、楽天の店舗のほとんどがタグを入れていないというのが現状。「探し物と違うものがよく出て来て困る」、といったことが起こっています。
これを防ぎ、しっかりユーザーに適切な商品を届けるためにも正確なタグ設定は必要。
タグは、
RMS>商品個別更新>商品登録情報>タグID
で設定可能。
タグIDも上記のディレクトリIDと同様に、数字で表されます。
タグIDは任意なので入れない店舗も多いですが非常にもったい無いので、しっかりと設定するだけで他店舗と差がつけられます。
5.カタログID、JANコード設定
楽天には「最安ショップ」という表示をさせる機能があります。
商品情報の中にJANコードを入れることによって、「最安ショップ」と表示をさせることが出来るようになります。
例えば、下の画像では右側の2つは「最安ショップを見る」というボタンがありますが、一番左の商品にはありません。
これはカタログIDの項目でJANコードを記載していないからなのです。
JANコードは、
RMS>商品個別更新>商品登録情報>カタログID
このカタログIDは必須項目なので、JANコードを入れない場合はカタログなしの理由を設定しなければなりません。
「最安ショップを見る」というボタン、実は問題もあります。それは、本当に安くしないと、売れないこと!
他の店舗に競争価格に合わせて価格をどんどん下げる必要があります。
ただし最も安い値段にすることができれば、「最安値」として表示され、どの店舗よりも売り上げを勝ち取ることができます。
JANコードを入れるとGoogleなどの商品検索結果に載せることが出来るので、ぜひ登録したいものです。
6.白背景画像登録
実は、売れている楽天店舗のほとんどは、楽天サーチからでなくGoogleの検索エンジンから来ているのです。
なので、Googleから楽天へ来てもらえるような対策も必要。
白い背景写真で撮った写真を文字などの加工を一切しない状態で登録すると、Googleの検索エンジンで商品を表示させることが出来ます。
この画像のように、なんの加工もない白い背景の画像ですね。
楽天の検索以外からも商品を探しているユーザーが流入して来て、購入される可能性があるのです。
そのため加工しない白背景画像も用意する必要があります。
白背景画像の登録は、
RMS>商品個別更新>商品基本情報>白背景画像
で登録可能。
R-Cabinetにあらかじめ写真を入れ、読み込みましょう。
まとめ
楽天SEOの方法についてお話し致しました。
この中のどれか一つだけ対策を行うのでなく、できるだけ多くの対策を合わせて行うことで楽天の中でも強い店舗になることが可能になります。
まずは基本の”キーワード対策”を出来るだけやってみましょう。
「絶対売れる商品名」などは無いので、自分なりに色々とやって見て、傾向を掴むことが大切。
まずはライバルがどんな商品名にしているか、どんな商品訴求をしているか研究することが必要です。
例えば、ワインと検索すると、セット売りしていることが多いのです。
このように、他の売れているお店を真似することで、売れる法則がわかって来るようになります。
楽天SEO対策は地道な作業になりますが、コツコツと作業をしていきましょう!
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