あらゆる不調は冷えから?今すぐできる「温活」5選をご紹介します。

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冷えからくる悩みを持っている人は多くいると思います。

夏は公共機関など調整の効かないエアコンの温度で体が冷えてしまったり、冬は季節からくる寒さで室内・室外でも寒さ対策が必要になってきます。

中でも女性は「女性の8割が冷え性」と言われているほど体質的に慢性的な冷え性の方が多く冷えが月経痛の悪化に繋がったり、血行不良やホルモンバランスの乱れにより生理不順が起こりやすくなってしまうケースも多いようです。

そこで注目したいのが身体を温める活動とされる「温活」です。

この温活を行うとその場で体を温める効果だけでなく、体質の改善などさまざまな不調の改善が期待できます。

今回は、温活のやり方として「5つの温活法」をアイテムと共にをご紹介したいと思います。

今日からできる「5つの温活法」

身に纏うもので身体を温める

腹巻きによる温活効果としては血流の多いお腹を温めることで血流の流れを良くして温かい血液を全身に循環させることができ、また胃腸を温めることにより体温を上げることもできるそうです。

女性の場合はお腹周りの冷えは生理痛などの原因の一つになるケースも多いので、女性特有の不調の改善にも有効とされています。

また、シルクは低刺激な自然素材なので直接肌に触れても肌荒れのリスクも低く、吸湿性も高い素材のため蒸れなどの心配もなく身につけることが可能です。

飲み物でお腹の中から温活&腸活

直接体内に入れる水分補給や栄養補給は健康な身体づくりの手助けをしてくれます。

また温かい飲み物を血の巡りを良くする食材を摂取することにより内側からバランスを整えてくれることが期待できます。

とはいえ手間暇のかかるレシピや入手困難な食材ではハードルも高くなるので、日常的に摂取できる飲み物を紹介したいと思います。

簡単に摂取できるジュース

野菜や果物だとニンジン、りんご、生姜、などは身体を温めるのに有効な食材と言われています。

更にニンジンには100g当たりの食物繊維量がトマトのおよそ3倍の量にあたる2.8gが入っており食物繊維が腸内環境を整える作用があり、便秘の改善や血糖値上昇の抑制、血液中のコレステロール濃度の低下などさまざまな健康効果も期待できます。

素材を自宅でジュースにすることはかなり手間がかかってしまうのですが、このような市販の野菜ジュースや果物のジュースでも効果的ではあるので毎朝のルーティンにおすすめの一品です。

お湯を沸かして入れるだけで出来る梅湯

お湯を沸かして、そこにお好みの梅干しを入れるだけで完成というとても簡単なレシピで温まることができます。ゆっくりと梅の香りを楽しむこともできて、残った温かい梅は最後に食べられます。

梅干しに含まれるクエン酸にはもともと疲労回復の効果がありますが、梅干しを焼いて「焼き梅干し」にすることでさらに効果を発揮します。

梅干しを焼くことでできる「ムメフラール」という物質には代謝を活発にしたり血液の流れを良くする効果があるため、梅干しをこんがりと焼いて梅湯にすると更に健康効果を得ることができます。

漢方で内側から温める

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『当帰芍薬散』(とうきしゃくやくさん)は、その名前からもわかるように生薬である「当帰」(とうき)と「芍薬」(しゃくやく)が中心となっている漢方薬で「血」(けつ)に関係する症状である血の巡りや冷えやすさを改善する代表的な生薬です。

体を温めることで血行を促し、全身に大切な栄養素を与え、水分代謝を整えることで余分な水分を体からとり除いて、足腰の冷え症や生理不順を改善することができる……その働きをするのが『当帰芍薬散』です。

さらに、『当帰芍薬散』は血行不良やめまい、むくみ、などに用いることもあります。生理不順とは違い女性だけに限った症状ではありませんので、男性の方にも用いられることがあるので男女問わず効果が期待できる漢方薬です。

就寝前のストレッチで身体を温める

簡単な運動は新陳代謝を高めて身体を温めてくれます。

そこで毎日の入眠前に無理なく出来る簡単なストレッチ法をご紹介します。

寝たまま足を上げて血流改善

両足を真上に向けて動かすことで、心臓へ戻る血液の流れを促進させることができます。布団に入る前に実践するといいでしょう。

1. 寝た状態のまま天井に向かって、真上に両足をゆっくり伸ばす。
2. 上体はリラックスした状態で、足指をグーパーさせる。

このストレッチのポイントは、足指をパーにするときに指を一本ずつ離すように広げることです。ゆっくりと動かすことを意識しましょう。

手足をスピーディーに温める指先グーパーストレッチ

就寝前、布団に入ると手足の冷えを感じやすい方もいるでしょう。手先、足先の冷えは、眠りを妨げる大きな原因となります。

今すぐ手足を温めたいというときに効果的なストレッチは、寝たまま手足の指をグーパーするだけ。

まずは手の指からゆっくりと行いましょう。
このストレッチのポイントは、手の指をグーの形にするときは親指を中に入れて握りしめ、「パー」にするときは指が反るのを意識して大きく開くこと。

足の指も大きくグーパーするイメージで、ゆっくりと動かしていきましょう。

https://www.s-re.jp/magazine/health/33/

入浴で全身を温める

ホッと一息つける入浴も工夫次第で効果的な温活&健康効果に繋がります。

入眠前のお風呂ではぬるめの温度で長めに湯船に浸かるのがおすすめとされており、このエプソムソルトは塩ではなく天然のミネラル成分で温泉にも含まれる「硫酸マグネシウム」というマグネシウムのことで温熱効果や発汗作用に優れた成分の結晶です。

このため発汗作用が通常の入浴剤よりも強く、疲労回復やむくみの改善も期待できます。

そして入浴温度としてはぬるめの湯にゆったりと浸かることで心身がリラックスモードになるほか、血行がよくなり体が芯から温まります。このことから体が温まり入眠がスムーズになるだけでなく、自己治癒力を高める効果も期待されているようです。

自分に合った「温活」で健康な毎日を

自分の身体を労ろうと思っても仕事や育児に忙しい人にとっては「身体のために毎日しっかり朝夜の運動を!」と義務付けてしまう事となると、返ってストレスになってしまうかもしれません。

なので「就寝前に温かい飲み物を一口飲む」や「お腹を温めるために腹巻きをつけて過ごす」など簡単にできることをできる限り続けて行っていく、という方法が良いのではないかと思います。

こうした健康を維持するために必要なことを、ストレスや負担にならない範囲で続けられるのが「温活」の良さなのかも知れません。

自分に無理のない範囲ではじめられて、少しずつでも続けられる「温活」が皆さんの生活をより健康的なものへ導いていくれたらと思います。

参考記事:

当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)はむくみや冷え性に効果的な漢方薬|脂肪燃焼コラム

お風呂は「ぬるめ&長め」が正解!最適な温度と期待できる健康効果

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