Webサイトによる集客サポートをしているクラウドットの中山です。
「Webサイトをリニューアルしたけど集客力が上がらない」
「ネット広告をやっても売り上げが伸びない」
そんなとき「サイトが悪い」「デザインがよくない」そんな結論をすぐ出してしまいがちですが、多くの場合、サイト以外のところに課題がある場合が多いと思います。
サイトが素人っぽくても売れているサイトはありますし、デザインが良くなくても集客ができているサイトも多くあります。
Webで集客ができていない、モノが売れない理由は2つあると思います。
主には「本当にサイトが悪い」もしくは「サイト集客への導線設計が悪い」という場合です。
「本当にサイトが悪い」というのは
・担当者との相性が悪く会社が伝えたいことがサイト上で伝わっていない
・トーン&マナーが統一されていないのでターゲットに認知されない
・そもそも内容が伝わるデザインになっていない
などサイト設計以前の必要な情報が反映されていない状態です。
これはWeb制作の担当者の問題もあるかも知れませんし、発注者側に問題がある場合もあると思います。(情報が下りてこない、担当者と決裁者の見解の相違などなど)
人と人の上に成り立つお仕事ですので、しっかりとしたコミュニケーションの上に積み重ねていく必要がありますし、もしくは担当者を変えるなどの解決方法がとられることもあります。
ただWebで集客できていない主な要因は「サイト集客への導線設計が悪い」という場合が多いと思います。
「サイト集客への導線設計が悪い」とは、以下の3つの状態を言います。
1. 誰もサイトを知らない
→今はサイトを作っても集客施策をやらなければ人に知られることはありません。
2. 見込み客がサイトを知らない
→ターゲットではない人がサイトに来ても意味がない
3. 見込み客がサイトに来ない
→見込み客にメリットが見えないので訪問意欲につながらない
つまり適切な見込み客を適切なタイミングでサイトに誘導することが重要だと言えます。
見込み客に訪問してもらうために
集客して売り上げにつなげるためには、見込み客にサイトに気付いてもらい、サイトにたくさん呼ぶことです。
そのための主な手法がコンテンツによるSEO対策で特定のキーワードで検索上位を独占するか、広告施策を行うかになります。
SEO対策は効果が出れば広告費をかけずに集客することができますが、効果が表れるのに3ヶ月以上かかりますし、コンテンツを作り続けるとなると時間とコストとノウハウが必要になります。
もし「すぐ集客を始めたい」「確実に集客したい」ということであれば広告出稿を検討することになります。
この「広告を作る力」が見込み客を呼ぶのに重要なポイントになります。
ターゲット設計をする
まずターゲットを決めて誰にどんなメッセージを伝えれば、集客につながるのかを考える必要があります。
ターゲットも「20代の女性」というようなざっくりではなく、下記のようなターゲットの思いや感情をターゲット中心にして考えるのです。
どんな人がターゲットか?
どんな問題を抱えているか?
なぜ困っているのか?
理想は何なのか?
ハードルは何なのか?
ここまで考えれば、この人に「いつ」「どこで」「なにを」伝えればいいのか見えてきますね。
広告出稿をする場所、広告を出すタイミング、どんな文章で?どんな画像を?どんな動画で?どんなテキストでなにを伝える?
これらが決まってくると「この広告はあなたのための広告ですよ」「あなたにはこんなメリットがありますよ」というメッセージが伝わり、ターゲットは広告を自分ごと化して行動につながるようになります。
適切な広告設計を行う
広告設計とは見込み客にとって「このサイトには自分の求めている情報がある」と感じてもらい行動してもらうことを目指して行います。
「広告設計」とは、それはターゲットが誰なのか?ターゲットは今どんな感情でいるのか?など適切なユーザーを設定する「ターゲット設計」、ターゲットの嗜好や願望を考え、魅力的に映るようなデザインやコピーの「クリエイティブ設計」、ターゲットユーザーをサイトに適切に誘導する「広告出稿設計」の3つが重要な要素から成り立っています。
同じターゲットでも、時間や状況によって伝え方が変わります。
Facebook広告のメリットは次の3つです。
1. Facebook上の「つながり」を使って、広告に親近感や信頼感を持たせることができる
2. 学歴や職歴、交際ステータスや子どもの有無、趣味関心まであらゆる項目でターゲティングが可能
3. 潜在見込み客にリーチ
SNSの持つ拡散力を使って、まだ検索するほどニーズは高まっていないターゲットに対してサービスや商品を認知させることができます。
比較された時に勝つ
何を買おうか調査している人はGoogleやYahoo!などの検索窓に「キーワード」を入力して検索を行います。
そのような人に対して、選んでもらえるようなデザインやコピーのバナー広告、テキスト広告を設計するのがリスティング広告といわれるものです。
今は毎日数億というWebページが生成されているという中で、新しいサイトを見てもらうためには広告施策は必須です。
リスティング広告は今や競合がひしめいています。
リスティング広告を出すために考えないといけないことシンプルにまとめると以下の通りです。
ターゲットが欲しがっていて
↓
競合が打ち出せない(打ち出していない)メッセージで
↓
あなたが打ち出せる訴求を行う
以上を具体的言うと
「設定したターゲットが検索しそうなキーワードを考える」
↓
「競合がどんなデザインやコピーで見込み客に誘導を行っているのかを見る」
↓
「競合と戦えそうな or 競合が訴求していないデザインやコピーで戦う」
ということです。
そしてこのようなプロモーションは設計して終わりではありません。
設計→実施→数値→検証→改善の「設計から改善のPDCAサイクルをまわす」ことが一番重要であり難しい点でもあります。
これを継続するためにはコストや時間をかけることの強い決意と実行力が求められますが、それができればあなたの商品やサービスを求める見込み客を集客することができます。
以上、いかがでしたでしょうか?
リスティング広告やSNS広告はお金を払えば表示がされ集客になりますが、あなたのサービスや商品に対して興味のある「見込み客」を多く集客しなければ何の意味もありません。
ターゲットをしっかり設定し、適切な広告設計と運用のPDCAをしっかり回すことで始めて効果の高い集客を行うことができます。
クラウドットでもリスティング広告やFACEBOOK広告の運用サポートなど、Webサイトから集客するためのマーケティング戦略のコンサルティングを行っています。
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