サイト制作のみならず、自社の商品をアピールする際にはついて回る『キャッチコピー』。
たかが10文字程度に何時間も悩む・・・なんて事はざらにあるかと思います。
今回はキャッチコピーをWeb制作目線のロジカルシンキングで導く方法をご紹介したいと思います。
目次
1.分析
競合や顧客を考えた場合、何を始めるにもまず分析からだと思います。
キャッチコピーも例外ではありません。
Web制作はキャッチコピーのみの制作と言う事はまずないので、ページ構成を練る意味でもトータルで考える分析は必須となります。
分析やリサーチに時間と労力をかける程、制度の高い製作物が上がってきます。
分析やリサーチする項目は多視点による3C分析・業界外の人へのリサーチ・アプローチ方法の検討etc…
枚挙に暇がないかと思われますが、
リソースや時間も限られていると思いますので、
下記に簡単にキャッチコピーが作成可能な要素を抜き出した表を用意しました。
まずはこの表を埋めて、キャッチコピーの構想を練りましょう。
2.構成
上記の表を埋めると、いくつか効果的なキャッチコピーが浮かんできます。
ロジカルシンキングで浮かんだキャッチコピーを元に要素別に分けていきます。
キャッチコピー
一番目立たせたいコピー要素
興味付けを行い、読む体制を作る。
お客様の『お悩み』からの逆算
プリヘッド
キャッチコピーよりも上部にあるコピー要素(例:ターゲティングなどよりセグメントが可能になるもの)
オープニング(書き出し)
ボディコピー(本文)の最初の1行目。キャッチコピーで得た関心をより深める要素
「心に響く質問」「ストーリー」「役立つ情報が手に入る事を示唆」etc…
リードコピー
キャッチコピーとボディコピーを繋ぐ要素。
キャッチコピーから出た興味関心をより引き出す役割。
上記の要素分けが出来たらプロットを書いてみましょう。
プロットとはストーリー構成を分かりやすくまとめた物語のようなものです。
Webページ、チラシ、帯などそれぞれ構成の方法は別かもしれませんが、「設計書の設計書」としてプロットがあれば、魅力的な構成になっているかを確認する事が出来ます。
プロットがあれば、後から追加したり行き詰まる事も少ないです。
3.より深く突き刺さるキャッチコピーの制作方法
Web制作の場合、まずはサイトを公開→データの収集→改善といった手順でより、効果的なページ作りを行うのが常です。
サイトの運用を開始してみると、反応が薄かったり、成約に結び付かない事が多いかと思います。
まずは制作したキャッチコピーを一度見直してみましょう。
キャッチコピーに
- ベネフィットライティング
- クイック&イージー
- 好奇心
- 具体性
- ターゲティング
の要素は入っているでしょうか?
まずはベネフィットを記載し、残りの3要素から1つをプラスし、最低2つは要素を追加してみましょう。
- 顧客が求めている事は入っていますか?
- 商品・サービスを入手する事で何が手に入りますか?
- 何をしたら目標が達成可能になりますか?
- 顧客が抱えているお悩みは解決出来ていますか?
上記を満たしているかを確認し、運用・改善を繰り返しながら高精度のキャッチコピーを制作していきましょう。