普段、お仕事をしている中で、
誰かにご依頼をしなくてはいけない機会はありませんか?
私も現在webディレクションのお仕事をしていて、
中には少し頼みずらい依頼や、緊急性を要する依頼をしなくてはいけないシチュ
エーションがあります。
そういった状況でも作業担当者や取引会社様に、気持ちよく引き受けていただ
き、「仕方ないな!」と思っていただくには、依頼の方法が大変重要にな
ってきます。
今回はそんな「依頼」の際に覚えておくと便利な、
「万能な枕詞」を7つご紹介いたします。
気持ちよく相手に伝える「依頼言葉」
1.折り入ってお願いしたいことがあるのですが〜
気心の知れた人に、相手の負担になるであろう頼みごとをするときのフレーズで
す。
「これから深刻な相談をするから、そのつもりで聞いてほしい」というニュアン
スを含んでいます。
「折り入って」とは「とくに心を込めて」「じっくりと」の意味。
「折り入ってお願いしたいことがあるのですが、近々お時間をいただけますでし
ょうか」などと用います。
2.ひとつお骨折りお願いいたします。
年上の部下など、自分よりは年齢は上だが、
地位は低い人に頼むときによく似合うフレーズです。
「今回の幹事役は山本さんにひとつお骨折りお願いいたします」など。
低姿勢な物言いをすることで、お願いしながらも相手を立てている印象を与えら
れる。
3.ぶしつけなお願いで恐縮ですが〜
初対面の相手、さほど親しくない相手に頼むときに用いられるフレーズです。
「ぶしつけ」は「無作法」「無礼」という意味。
「はなはだ、ぶしつけなお願いで恐縮ですが、一度お目にかかることはできない
でしょうか」などと使います。
4.お手すきの折にでも〜
急ぎではない仕事を頼むときの定番フレーズです。
「暇なときに」と同じ意ですが、より丁寧で相手に失礼のない言い方になりま
す。
「お忙しいとは存じますが、お手すきの折にでも、お手伝いいただければ幸いで
す」などと用います。
5.他に相談できる方もなく・・・
相手に何かを相談するとき、自分にとって「頼れるのはあなただけ」という気持
ちを伝えるための言葉です。
このフレーズで頼られると、相手も悪い気がしないので、多少の無理は聞いてく
れるかと思います。
6.身勝手なお願いとは承知しておりますが〜
借金の申し入れや、一旦引き受けた仕事の延期や中止など、相当面倒なことを依
頼・要求するときに有効なフレーズです。
逆に、相手からこのように切り出されたときは、心して聞くようにしましょう。
7.伏してお願い申し上げます。
「伏して」とは「ひれ伏す」という意味なので、強く懇願するときに使う表現に
なります。
「ご理解、ご協力のほど、伏してお願い申し上げます」のように用います。
「伏して」と似た意味の言葉に「切に」があり、意味はどちらも「くれぐれもよろしく」ということ。
気持ちよく依頼を引き受ける「受身言葉」
反対に相手から依頼されて、
自分が引き受けることが可能な場合は気持ちよく承諾します。
下記のような言い方をすることで相手にも好印象を与えることができます。
1.○○の件、かしこまりました
上司など目上の人から仕事を依頼されたときに使えるフレーズです。
「かしこまる」は、「謹んで承る」の意味。
「わかりました」よりも相手を立て、かつ「承諾しました」というニュアンスが
強くなります。
「資料を用意する件、かしこまりました」などと用います。
2.大変けっこうなお話をありがとうございます
新規の取引の仲介などを持ち込まれたとき、とりあえず最大の感謝を表す言葉で
す。
たとえ乗り気でなくとも、まずはお礼の言葉を述べるのが礼儀になります。
承諾する場合は、このあと「ぜひ、お話を進めていただきたいと思います」と述
べます。
3.さっそく取りかからせていただきます
締切まで時間がない仕事をするとき、取引先や上司に対して使うフレーズ。
「さっそく」と言うことで、時間がない仕事に取り組む意気込みを示すことがで
きます。
また、「〜させていただきます」と言うと、その仕事を自分に振ってくれた相手
への感謝の気持ちを表せます。
まとめ
以上になります!
本件の前にこのような枕詞が少しつくだけで、
受け手が感じる印象はかなり違いますよね。
場面や対象の相手に沿った適切な言葉を選べるように日々意識して発信していき
たいですね!
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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