売上を伸ばす楽天市場の攻略法!知っておきたいスーパーセール対策まとめ
楽天市場は、全国どこにいても商品を見てもらい、届けることが出来る素晴らしいシステムです。
費用の面から言っても全国にお店を出すことは難しいですが、楽天市場ならパソコンさえあれば全国どこにでも出店することができ、事業を始めることができます。
楽天に出店するなら必ず知っておきたいこと、それは「スーパーセール」の存在。
楽天市場で3ヶ月ごとに開催される、年間合計4回(3月・6月・9月・12月)行われる楽天のイベントです。
楽天スーパーセールのメリットを購入者側から簡単にまとめると、
1.通常より大幅な割引率で商品が購入できる
2.ポイント還元がある
3.クーポンが大量に配布される
この3つが一度に来る期間なので、購買意欲が高まっているのです。
購入者にしてみれば、普段の楽天市場で購入するよりもお得に買えるビッグチャンス。
通常時のアクセス数と比較すると、3倍以上のアクセスを獲得することが期待出来ますし、アクセス数の上昇に伴って、ネットショップの売上も3倍程に上がるという期間です。
このスーパーセールに対応していくことで、売りが上げを伸ばすことが出来るのです。
楽天スーパーセールの攻略法
楽天スーパーセールはユーザーはもちろん、出店者にとっても普段よりも購入されるのでチャンス。
楽天ユーザーは普段よりもこのセール時に購買意欲が増しているので、商品をアピールすることで購入してくれる可能性が高くなるので、積極的に参加したいものです。
この楽天スーパーセールで確実に勝つためには、一つの売れ筋商品を限界まで安く設定するのがおすすめ。
店内全ての商品をセール対象にする必要はありません。
一つの目玉商品を用意し、大々的に宣伝をかけます。
つまりその商品を窓口に、ショップにユーザーを呼び込み、集客をするのです。
集客さえできれば、その他の関連する商品も見てもらうことが出来ますね。
一つ安く設定している商品があると、そのお店は「安い・お得な」イメージが付くので、ファンになってもらいやすくなり、更にリピーターも増やしやすくなります。
1.楽天ポイント還元率アップをしよう
普段の楽天ポイントは100円=1pt(ポイント)で、1.0%の還元率。
ですが、スーパーセール期間中はポイントが10倍、20倍と買えば買う程もらえるポイントが多くなる仕組みになっています。
このスーパーセールの期間は楽天側がTVのCMや広告を出して集客してくれるので、購入率・アクセス数も普段より多く見込めます。
ポイントアップの設定がある店舗と無い店舗ではと購入率に大きな違いが出てしまうので、最低でもポイント2倍を設定しましょう。
もしも競合店が同じ商品を販売していても、値段は違えどポイントアップが付与されていれば、ユーザーが購入する可能性があります。
2.楽天スーパーセールサーチの登録を行う
楽天スーパーセールの最中、通常の検索窓以外に”スーパーセールサーチ”という特別な検索窓が用意されます。
セールサーチには「半額以上サーチ」と「10%OFF以上サーチ」の2種類があります。
登録方法は、楽天スーパーセールの数週間前から、RMS管理画面で行います。
RMS管理画面から「10%OFF商品」や「半額商品」を登録することが出来るようになります。
これを登録すれば、楽天スーパーセールの時に”特別なサーチ検索対象”として表示されるので、くても有効な集客手段として利用できます。
「半額商品」等は非常にアクセスが集まりやすいので登録を行う価値がありますが、事前に入稿作業や必要条件があります。
半額以上の割引はユーザーにとってはこの上ないメリットですし、注目度も最も高いイベント企画です。
ただ、通常時の価格から半額で売れる商品というのはかなり限られてくると思います。実際、楽天スーパーセールサーチの半額枠は商品数自体は毎回それほど多くありません。
半額が難しい場合、10%以上の割引が可能であれば、通常の「楽天スーパーセールサーチ」に商品を出品することができます。
注意したいのは、通常時の値段とセール時の値段を変えないこと。
普段1000円で販売している商品の販売価格を「2000円」に設定しておいて、「50%OFF」という表記にして、「1000円」で販売するといった詐欺的方法として見られてしますのでNG。
これは”二重価格設定”と呼ばれ、近年メディアでも取り上げられていて問題となっています。
二重価格設定をしないように、厳格な審査が設けられています。
詳しい商品申請手順については、
【備忘録】2019年更新版!楽天スーパーセールサーチへの商品申請手順フローまとめ
をご覧ください。
3.「目玉枠」にエントリーしてみよう
「目玉枠」は、楽天のトップページに登録した商品を掲載できる、注目度が最も高いセール枠と言っても過言ではありません。
非常に厳しい審査がありますが、審査さえ通れば広告費用は一切かからず出品することが出来ます。
楽天スーパーセール時のいわゆる「タイムセール枠」と呼ばれる時間限定で楽天のトップページに商品が掲載されるという特別なセール枠です。
こちらは完全審査制で、エントリーした商品が審査に通った場合のみに出品が可能となります。
やはり楽天市場のトップページに掲載されるということで、エントリーする商材には厳しい審査基準があります。
具体的な審査基準は以下の通り。
・通常価格よりも10%以上の割引が可能
・レビュー件数10件以上
・レビューの評価が★4つ以上
・在庫数×販売数で50万円以上の売上が確保できる商品
・販売価格がネット上の最安値に近しいこと
以上の条件を達成できる商品があればエントリー出来ます。
もしも広告として出す場合は40万円以上も費用が掛かると言われていますが、エントリーして採用されれば、広告費用が一切かかりません。
楽天TOPに表示されるだけで多くのユーザーに商品だけでなく店舗自体を覚えてもらえるきっかけにもなるので、なるべく目玉枠への採用を狙っていきましょう!
楽天スーパーセール時にクーポンを発行しよう
クーポンは楽天スーパーセールでなくても発行できますが、スーパーセールの時に便乗して発行することでお得感を演出できます。
クーポンの設定は、楽天RMS画面から行います。
①店舗設定をクリック。
②6.クーポン設定をクリック。
まずはクーポン(配布型)を設定してみましょう。
1.Ra Coupon クーポン(配布型)の発行
Ra Couponは、必ず発行したいクーポンです。
割引される率が低くても存在感は大きいので、ユーザーへお得感を与えてくれます。
発行の手順は、
左側の「クーポン(配布型)」をクリック。
するとクーポン(配布型)管理画面が表示されるので、下の方にある「クーポン(配布型)を新規登録する」をクリック。
クーポン(配布型)新規入力フォーム画面に行くので必要事項を入力しましょう。
まずはクーポン名から。
・どのお店で使えるのか?
・割引額はいくらか?
一目見てわかる名前を付けるのがポイント。
続いて、クーポン詳細説明文の入力。
クーポンを獲得したユーザーがmyクーポンページに行くと、”クーポン一覧内”で表示されるので、内容が分かるように詳細に説明文を入れます。
次に「値引きプラン」を設定。
・定額値引き
・低率値引き
・送料無料
のどれかを選びます。(併用不可)
あとはクーポン使用の細かい条件が設定できますのでお好みに合わせて設定していきます。
ちなみにクーポン画像も楽天内にたくさん用意されているので、好きなものを選ぶことが出来ます。
全ての集力が終わると、クーポンコードが発行されます。
2.サンキュークーポンを発行
サンキュークーポンとは、楽天市場で買い物した後に購入完了画面にて発行される、割引クーポンのことを言います。
先ほど上でご説明した”Ra Coupon”と比べるとそこまで重要ではないですが、「クーポンがあるから次もこのお店で購入しよう!」と思ってもらえるきっかけになるので、リピートを促すのに有利。
発行の仕方は以下のとおり。
「クーポン設定」の右側にある「サンキュークーポン(自動付与型)」をクリック。
「サンキュークーポンを新規登録する」をクリック。
あとは、先ほどとほとんど同じ項目が出て来るので、同様に設定していきます。
広告を出そう
1.クーポンアドバンス広告を設定
さて、今度は”クーポンアドバンス広告”について。
こちらは先ほどの発行されるクーポンとは大きく異なり、成果報酬型の広告となります。
登録した商品をユーザーに自動でマッチングし、予算内で広告を出してくれます。
クリックアドバンス広告の画面に移動したら、矢印の先の「キャンペーン」をクリック。
新規登録をクリック。
①キャンペーン名
キャンペーン名の入力。
ユーザーには表示されない項目なので、自分たちにとって分かりやすい名前を付けます。
②キャンペーン開始日時
いつから広告配信をスタートさせるのか?入力。
③ステータス
「開催前」か「開催中」と表示されます。自分では選択できません。
④継続月予算(開始月翌月以降)
広告配信開始月の翌月以降の予算をいくらにするのか?入力します。
右側の「☑当月(開始月)にも適用する」にチェックを入れると⑤も自動で同じ金額が入力されます。
⑤当月予算(開始月)
広告配信開始月の予算を入力。
⑥1ユーザーあたりの利用回数上限
無制限にするか、上限を指定します。
⑦クーポン併用可否
他のクーポンと併用するかしないかを選択。
⑧値引き率と配信商品設定
自動か手動かを選択します。
自動は、ユーザーによってクーポンを最適化して出してくれます。値引き率の多い少ないも選べます。
手動なら「10%off」など、どのユーザーにも一律でクーポンを出すことが出来ます。
⑨除外商品リストの適用
除外商品リストを適用するかしないかを選択。
⑩「確認する」をクリック。
以上を全て記入するとで楽天クーポンアドバンス広告の設定は完了です。
2.RPP広告(楽天プロモーションプラットフォーム広告)
RPP広告とは、クリック型課金の広告。
クリックされるたびに課金される仕組みの広告なので、リスティング広告なんかと似ていますね。
1クリックあたり25円~という安さで様々な場所に広告が出せるのが人気です。
RPP広告は、RMS上に登録している全商品が広告配信の対象なので、特に難しい設定はありません。(商品除外登録可
RPP広告の設定方法は、「RMS上の店舗設定→6.クーポン設定」から行います。
「楽天市場広告」のページに入ったら、楽天プロモーションプラットフォーム(RPP)という項目をクリック。
①のキャンペーンをクリック。
②の新規登録をクリック。
設定に入ります。とっても簡単!
①キャンペーン名を入力
②ステータス(有効にするか無効にするか)入力
③継続月予算(今月以降の予算)を入力
④CPC(1クリックあたりの入札単価)入力
以上です!これらを入力するだけで、全商品対象のクーポンが発行できるのですから、便利ですよね。
予算と相談しながら設定してみてください。
もっと楽天で商品が売れる方法は”楽天SEO対策”をすること!
最後に、もっと楽天で商品を売るために必要なことをお伝えします。
それは、楽天用のSEO対策をすること。
SEOとは”検索エンジン最適化”のことで、検索されたキーワードに対して最適な商品を提示するという方法です。
楽天市場でユーザーが商品を探すとき、ほとんどは「検索窓」から欲しい商品に関連するキーワードを入れて、商品を探しています。
検索対策こそが、楽天スーパーセール時に売上を最大に上げる基本なのです。
例えば、最新版のパソコンが欲しいとき、ユーザーは「最新版 パソコン」等のキーワードを検索しますよね。
その他にも「Windows」「Mac」「バージョン名」「カラー」等を詳しく入力する方もいるでしょう。
そんな時、もしも商品のタイトルが「パソコン」としか書いていなかったら、欲しい人に商品を探してもらうことが出来ないので、なるべく詳しい情報を「商品名」や「キャッチコピー」入れましょう。
以上のような対策をとることで、楽天スーパーセールを攻略出来るようになります。
関連記事:【最新版】今すぐできる!楽天SEOにおける6つの対策
さいごに
「自分の出店している商品やショップを大きく広めたい!」
と考えるなら、楽天スーパーセールは外せません。
初期費用・手数料を考えても、チャレンジしてみる価値のある大きな市場ということは間違いありません。
ただ、出店して終わりでなく”戦略的”に行う必要があります。
最適化することで初めて効果を上げることが出来るので、ぜひ楽天運用の攻略を頑張っていきましょう!
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