【簡単経済】IoTとは?|10の導入事例
「IoT、IoTとはよく言うけれど、IoTとは実際なんなんだ?」
「そしてIoTとは実際にはどのような現場でどのように活用されるんだ?」
そんな根本的な疑問を、
的確に、
わかりやすく、
解説していきます。
IoTとは?
IoT(Internet of Things)とは、
すべてのモノがインターネットにつながることを言います。
従来は、
IT関連機器 × インターネット
が当たり前でした。
(パソコン、スマホ端末、サーバー等)
しかしこれからは、
あらゆるモノ × インターネット
が当たり前の概念に変容していきます。
(冷蔵庫、給湯ポット、自動車等)
つまり、
・テキスト
・音楽
・動画
・数字データ
などのでデジタル化した様々な情報が、
世界中に散りばめられたインターネットを介して、
速く、確実に、多数並行で、
あらゆるデバイスに伝達されていくのです。
それを可能にするのは、
インターネットの仕組みの変容にあります。
これまでのインターネットは、
PtoP、もしくはM2Mが主流でした。
PtoP・・・ヒトとヒトをつなげる
(SNS、チャット、オンラインゲーム等)
M2M・・・機械と機械をつなげる
(Bluetoothスピーカー、ビルの空調)
しかしこれからは
PtoP × M2M となります。
すべてのヒトやモノの間にインターネットが介入し、
あらゆる媒体での通信が可能になります。
なぜ、そんなことが可能なのでしょか?
それは5GとLPWAのこのような特徴のおかげです。
①超高速・大容量通信
②超多数同時接続
③超廷遅延
●LPWA
①バッテリーの寿命延長
②データを届ける距離の拡大
凄いのはわかったけど、だからと言って、
「どのようなコトができるのか今ひとつピンとこない」
という方もいらっしゃるかと思います。
そこで今回は、
確実に影響を与えるといわれている10の分野を調査しました。
1.自動車
●自動運転
・今までの動作をすべて自動でできるようになる
→走る、回る、止まるといった動作
→前方車両との適切な距離を保つ
→その他障害物を避ける
●電子機器との連動
・スマートフォンと連動
→カーナビ音楽、動画再生機能と連動できる
→最短ルートの検出、燃費の可視化
・GPSと連動
・ドライブレコーダーと連動
[参考サイト]
ついに来た!自動車業界におけるIoT活用事例20選! – ITiger(アイタイガー)
2.交通機関
●デジタルサイネージでいつでも情報収集
・駅や街中などあらゆる場所で、ディスプレイなどの表示機器を使って運行情報を収集できる
●電車待ちでのストレスオールフリー
・列車の走行位置、各車両の乗車率などが、随時アプリを通してユーザーへと知らされる
・各車両の室温や外気温といった情報も取得可能
●バスでももう待たない
・QRコードで運行状況をリアルタイムで把握
[参考サイト]
SIT-K(知っ得!)IoT ハイスクール
3.物流
●ドローンや自動運転を使った無人配達
・道路状況や輸送コストを踏まえた上で提案される最適な計画
→データを登録すると、システムが自動的に最も効率的な配送計画を導き出す
●超絶信頼の在庫管理
・倉庫作業内で起こる人為的ミスを最小限に
→品物に取り付けられたバーコードなどを自動データ化
・仕分けの高速化
→識別タグを読み込み、最適な場所に高速で品物を仕分ける
[参考サイト]
【IoT】物流業界での事例3選!省力化と生産性向上を実現する技術 | IOT Navi
4.医療
●ウェアラブルデバイスであらゆる生体情報を計測
・脈拍数、呼吸数、運動情報、血中酸素飽和度、血圧・皮膚水分などが調べられる
→腕時計、貼り付け、指輪、着用など装着タイプが充実しており、環境に合わせた選択が可能
●スマートフォンを基幹とするデータ送信
・患者の生体データを無線通信でリアルタイムにスマートフォンへと転送
→広範囲での確実な利用が可能になる
●クラウドアプリケーションの活用
・各種データを誰にでも簡単に閲覧・分析
→平常時や事前設定の閾値を超えた場合にはアラートが発報される
[参考サイト]
ウェアラブルデバイスとは?医療におけるIoTシステムの活用方法
5.農業
●農作物の徹底管理
・農園の気温や湿度、雨量データなどを10分感覚で取得
・小型カメラの設置
・水や肥料の量・タイミングを最適化
●農地分析からの獲得最適化
・ドローンで農薬が必要な箇所を自動認識し農薬散布
・害虫や病気の検出
[参考サイト]
農業分野におけるIoT事例4選を紹介!スマート農業が課題を解決する?
6.スポーツ
●選手のコンディション管理
・心拍計や加速度計を搭載
→それぞれのデータを分析することで、走行距離や走行速度を把握できる
・練習プログラムの作成
●際どい判定の支援
・超信頼できる審査、判定
→選手に向かってレーザー光を照射し、手足の位置や関節の曲がり具合を導き出す
・データベース化された技の動きによる、AIを用いた判定処理
●観戦者の体験レベル向上
・試合中のリアルタイムでのデータ閲覧
・会場のトイレの空き状況の可視化
・混雑状況を可視化し警備員の最適配置
など
[参考サイト]
スポーツ業界に利用されるIoT|IoT NEWS
7.飲食店
●もう店員さんを呼ぶ必要がない
・客席のテーブルに置かれた小さなブロックを、要件に応じて向きを変えて倒すだけ
→数種類の要件が書かれたブロックを、希望する面を上にして倒すと店員のリストバンドに届く
●おかわりの手間を省く
・コースターに空いたグラスをセットすることで、厨房に自動で注文が通る
→顧客のいらいらの解消、店員もサービスに集中と双方にメリットが
●自動会計
・レジにトレイをおくと、スキャナーが形状を読み取り、瞬時に値段を識別
[参考サイト]
飲食店もIoTの導入で変わっていく!
8.家電
●完全徹底のセキュリティ
・シール型のデバイスを自宅の窓に取り付けると、いつでも状態がわかる
→開閉もスマホで自由に操作できる
●あらゆる機器のオンオフをスマホ一つで
・プラグにつなげた器具の電源をコントロール
→スマートスピーカーから、音声で操作することもできる
●遠隔でも質の高い洗濯物
・洗剤自動投入・乾燥機能を搭載
・洗剤・柔軟剤を衣類の量に応じて、適量投入する
→スマートフォンから洗濯の仕上がり時間の設定や変更ができる
[参考サイト]
IoT家電・スマート家電の事例を紹介!基礎知識や普及に向けた課題も – ゼロから実現する海外就職
9.ペット
●首輪型のウェアラブル端末
・健康管理の高度化
→品種・性別・年齢・サイズに応じて必要な運動量を推定して健康状態を管理
●留守中のペットのケアやモニタリング
・自動で餌を与えるほか、遠隔からのペットのモニタリングも可能。
→ペットの退屈防止のためにしないように、遊べるような機能もある
●ペットと飼い主のマッチングサービス
・犬を預けたい飼い主(旅行者など)と犬を預かってもよい人をつなぐプラットフォーム
→ペットの飼育経験が豊富な近所のドッグシッターを探すことができる
[参考サイト]
みずほ情報総研 : IoTによるペットとの生活の変革
10.街
●ゴミ収集が自動化
・分類された回収コンテナにセンサーを搭載し、コンテナが満杯になったら通知がでる
→回収業者が効率的に地域を巡回することができるようになる
●すべての人に安全な街づくり
・道路を通過する自動車が時速30km以上で通行すると、次の信号が自動的に赤になる
→車の速度を抑制し、事故の未然防止に役立つ
●多岐に弥活躍が予想されている
・「エネルギー」「交通」「行政」「教育」「経済」「生活」など
→開発されていないが、今後活躍するであろうアイデアがまだ眠っています。
[参考サイト]
IoTを活用したスマートシティとは?事例や課題を徹底解説! – ゼロから実現する海外就職
まとめ
今後はネットがつながっているのが当たり前で、
むしろ「つながっていないなんてあり得ない!」
なんて環境に徐々にシフトしていきます。
そんな大前提のもと、どんな新しい価値を生み出すかが
今後のテーマになるかもしれません。
本格的にはじまる前に、先取りして戦略を練っておきたいですね。
今周りにあるものにネットを繋げたらどんな面白いことができるだろう、
という視点で物事をみてみるといいかもしれません!
以上になります。
ここまで読んでいただきありがとうございました〜!